少年野球の監督をして感じた本当に伸びる選手の共通点〜技術より大切な「心の根っこ」を育てよう〜

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少年野球の監督をして感じた本当に伸びる選手の共通点〜技術より大切な「心の根っこ」を育てよう〜
「どうすれば子どもが野球が上手くなるのか?」
これは多くの少年野球の保護者が抱く疑問ではないでしょうか。
バッティングフォームやピッチングフォームなど、技術的なことばかりに目が行きがちですが、実は野球の上達において本当に大切なのは 『見えない部分』=『心』や『考え方 』です。
本記事では「木」を例にしながら、少年野球の成長に欠かせない 自己理解の重要性 について解説します。
1.野球の成長は「木」に例えられる
葉や実(成果)=技術・結果
打率や防御率、試合での活躍
バッティングフォームや投球フォームなど目に見える技術
幹(体力)=基礎の土台
筋力・持久力・基礎体力
ケガ予防や練習についていく力
根(心)=メンタル・考え方
取り組み方・継続力・失敗した時の気持ちの持ち方
例えば、諦めやすく自分に弱い心では、体力(幹)も技術(実)も伸びにくい。つまり、一番大切なのは見えない部分であり「根っこ=心」。どれだけ技術(葉や実)や体力(幹)があっても、心の根が浅ければ木はすぐに倒れてしまいます。
2.「心の根」を伸ばすために必要なこと
自分を知ること=自己理解
心の根を伸ばすためには、まず 自分を知ること が欠かせません。
自己理解のためのワーク
- 好きなこと・嫌いなことを書き出す
- 野球の好きな部分・苦手な部分を整理する
- 自分の長所と短所をはっきりさせる
- 得意・不得意なプレーをノートにまとめる
これを野球ノートに書くことで、自分の心を“掘り下げる”ことができます。
まさに 木の根を深く掘って確認する作業 です。
3.自分を知らないと起きる問題
- 練習メニューをただこなすだけになる
- 言われたことを言語化できず、すぐに忘れてしまう
- 失敗したときの対処法が分からない
- 課題が曖昧で、努力が成果につながらない
逆に自己理解があると、課題が明確になり、改善行動につながります。
例:インコースが苦手な場合
- 素振りでインコースを意識して振る
- インコース打ちの方法を調べる
- 指導者に質問する※質問できる子は好かれやすい
このように「自分の課題を理解している子」は成長スピードが早くなります。
4.まとめ|野球で成長する選手の共通点
野球の成長は木と同じで、成果や体力を支えているのは 心の根 です。
- 木の根は「心・考え方」
- 自分を知ることは「根を掘る作業」
- 自己理解が深まれば、練習の質も上がる
だからこそ、日々の練習と同じくらい 「自分を知る時間」=野球ノートや自己分析の習慣 を大切にしましょう。
お子さんの野球上達において、心の根っこを伸ばすことが一番の近道になります。